2014年02月

世の中、ビッグデータという言葉がひとり歩きしてます。数学の博士号をもった人たちにデータを渡せばなんかすごいことをしてくれるんじゃないか、という単純な勘違いをしている人が数多くいます。ビジネス誌なんかを読んでいて、実務でも割と優秀な人なんだけど、数字には全く疎い、って人に多いんですよね、そういう勘違いって。そういうプロジェクトをするときは、実務経験とデータと分析能力のバランスのとれた人を巻き込むのが重要です。まあ、そんな人世の中にそう多くいるとは思えませんが。

ビッグデータープロジェクトが失敗に終わるパターンはいろいろとありますが、中でもわらってしまうのが、 データがないのにデータ分析をするっていうプロジェクトでしょうか。

これは普通におきます。データ分析をして人材採用モデルを作ってくれないか、という依頼があったりします。プロフィールデータから、会社に入って活躍するかどうかのスコアリングモデルを作ってほしいってことですね。これは普通に無理です。

データーって履歴書にある情報くらいしか残っていなかったんですよ。採用って履歴書だけで判断しませんよね。むしろ面接の方法を重要視するはずです。履歴書:面接=2:8くらいじゃないんでしょうか、採用の判断って。だから、いいモデルを作るには面接の情報が必要なんですよ。データ分析者にはそういう常識的な判断能力が重要です。

たとえば、面接しているときのやり取りがテキストで全部残っているとか、映像を録画されているとか、そいうならわかります。まさにビッグデータです。分析してモデルを作れば、優秀は面接官に勝てるかもしれません。でも、そんなのないわけです。履歴書の情報だけしかないなら無理ですよ。

それでも、なんとか分析してみましょうっていうデータサイエンティストはいるかもしれません。統計はわかっていても常識的な判断能力がない人はいますから。それで出てくるモデルは害以外何者でもありません。なぜなら数字は人を迷わせるからです。それも数学の博士号を持った人の分析結果となるとなおさらです。それで面接の情報よりも履歴書の情報(モデル)に左右されて、採用がうまくいかなくなっちゃったりするんですよね。

人の判断はときに論理的じゃなかったり、経験を過度に重要視してしまったりします。だから、客観的なデータ分析により、人の判断に勝てることもあります。でも、それはある程度データがあってのことです。実際に重要なデータが保存されてない状態で、統計分析して出てきた答えを使ってはダメです。

デートの準備はとりあえずレストランを予約すれば、おっけーって思っていませんか?それはアポだけ入れて、なんにも準備をしないセールスマンと同じくらいダメです。相手は自分をどんなふうに思っているか、今回のデートではどこまで進捗をすすめるか、キスするとしたらどういう展開でどこでするのか、ある程度想定して臨まないと全く前進しませんよ。いつのまにか、ご飯おごってくれるだけの都合のいい友達になるのがオチです。

デートするうえで最も重要なのはちゃんとシュートを打つことだと思います。初めてのデートだからシュートをしないんだったら、それはそれでいいかもしれません。でも、だらだらと繋ぎだけを目的としたデートを続けてはいけません。それは戦略があるからじゃなく、単にシュートを外すのを恐れている弱い気持ちがでている証拠です。シュートをはずせば、もうチャンスはなくなるかもしれません。嫌われるかもしれません。でもそのリスクを冒さないことには何も得ることを望めません。

僕はこのまえデートをして、シュートをして外しました。残念です。とてもいい人でした。スペックはこんな感じです。

chrt
















シュートはゴールするときもあれば外れることもあります。それは仕方がありません。ちゃんと反省して次に生かそうと思います。人によっては、そんなふうなマインドを持つことは、難しい事かもしれません。その理由は、彼氏彼女候補がただ一人というケースが多いからなんだと思います。僕が恐れずシュートできたのには、彼女候補みたいな人が他にもいたからなんだと考えます。

tbl 














結局、何かを得るには、何かを失う覚悟が必要なのかもしれません。

↑このページのトップヘ