2014年06月

生活保護を月29万円もらっている人の記事が話題になっている。たとえばこの記事によると、朝日新聞の記者は高給取りだから、一般常識としての「生活が苦しい」というのを理解してないのではないか、という批判があるのだという。ネットでも、自分の給料より多いじゃねえか、など数多くの批判が噴出した。

たしかに、月29万円というのは、決して贅沢できるほどの収入ではないが、そこまで貧困というほどでもない。批判がでるのも無理ではないし、その家族の支出を見るとつっこみどころがたくさんある。

家賃…54000、 
食費…43000
娯楽費(主に子供の習い事)…40000  ←(結構つかってんねー)
日用品代(石油ストーブなど)…37000、
携帯電話代…26000  ←(なんでこんなに高いんだろ?)
被服費…20000  ←(毎月この額は使いすぎな気が)
学校関係費…13000 
交際費…11000
ガス代…8300 
おやつ代…7000 ←(毎日200円以上って。。)
電気代…5200
灯油代…4000
医療費(風邪薬など)…2700
固定電話代…2000 
外食費…2000
交通費…1000円  
※残り…15380 
 
けど、僕に言わせれば、この家族にはなんら罪はない。たしかに、働いてもないくせに、この金額を少ないとか言うべきではないかもしれないが、基本的にもらえる範囲の中では最大限に使うのが合理的だ。その合理的な使い方がひとそれぞれ違ったとしても、ほかの人がとやかく言う事ではないだろう。

生活保護で生活している人がその給付が下げられるのは嫌なことだ。僕らが増税を嫌がるのと同じだ。彼らは生活保護をもらう権利があり、その権利の中で生活をしている。子供には他の家とかわらない生活をさせたいだろうし、もらえるものなら甘えたいという気持ちもわからなくはない。

その家族に対して他の人が批判するのは筋違いだ。別に自分が払っているわけではないし(税金を払っているって言うかもしれないが、自分の税金が29万円のうちのいくらに相当するか考えて欲しい。)、羨ましかったらマネして、生活保護をもらえばいいだけの話だ。

僕が問題だと思うのは、もらっている家族ではなく、このシステムそのものだ。生活保護は早く働きたいと思う程度の金額まで下げるべきなのだ。 もらっている人はぞのギリギリの額までつかえばいい。どう使おうがそれは構わない。でも、もらう金額は働いたほうがマシとおもうくらいに引き下げるべきなのだ。働かなくて月29万円もらえるんだったら、月30万円の仕事なんてやりたくないに決まってるし、 月30万円の仕事なんて簡単に世の中に転がっていない。それが問題なのだ。
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サラエボ事件が起きたのは今からちょうど100年の1914年6月28日の事だ。それを期に、今まで人類が経験したことのない膨大な犠牲者を生み出した第一次世界大戦が勃発する。この戦争で、戦闘員・民間人あわせて1900万人もの死者が出たのだという。

サラエボ事件からどのような経緯で、このような戦争が起きたのか、また当時どのような国際的な背景があったのかはMarket Hackの記事で分かりやすくまとめられていて、ざっくりと知ることができる。歴史好きだと自称する人でも、近代の歴史について勉強している人はあまりいない。たった15分でさらっと読めるので、是非読んでみて欲しい。

当時はこの戦争がこんなに長引くとは誰も予想していなかった。あらゆる事件のきっかけとは、えてしてそういうものだ。これが、どれほど重要なターニングポイントになっていたかというのは、後になってからわかるものである。では、いま直面している様々な国際問題はサラエボ事件になりえないのだろうか。ウクライナは?イラクは?僕らは注意して見なければならない。

戦争は絶対に繰り返すべきではない。そして、平和はきれい事を叫べば自ずと人類はその大切さに理解するはずだという甘ったれた考えだけでは守れない。第一次世界大戦の悲惨な経験をしても、人類は第二次世界大戦を阻止することができなかった。僕たちはこのことを重く捉えるべきだと思う。なぜ、僕らは戦争をしなくてはならなかったのか。僕らはもっともっと考えてみる必要がある。

第二次世界大戦を経験してもなお、世界ではあらゆるところで戦争や内戦を繰り返している。自分の人生において手の届くところで戦争が起きていないからって、未来永劫の平和を保証されているわけではない。戦争は現実的なリスクなのだ。平和は誰かが築いたものの上であぐらをかいていたら守られるようなものではない。僕たちは、あらゆる人が血と汗を流し作ってきた尊い平和について、より強い意思で守る必要があるのだと思う。

これからの平和をまもるには、いったいどうすればいいのだろう。雨の降る日は平和について考えたい。




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東京都議会の本会議で塩村議員に女性蔑視ともいえるセクハラヤジが飛んで話題になった。問題はこの動画で確認できる。



ちなみに、この議員は恋のから騒ぎのメンバーだった。



んで、世間が騒ぎ出すと、セクハラヤジの本人は、ビビって嘘をつく。



バレないでほしいな、バレないでほしいなーって思っていたところ、自民党からも「ありゃだめだな」みたいなトーンになり、みんなの党は「声紋調査だろ!」って言い出してきた。

そしたら、さすがにヤバイと思って一転自白し、謝罪した。


んで、ここぞとばかりに、マスコミが叩くこと、叩くこと。たとえば、このインタビューとか。


まあ、たしかに、これらのヤジはひどい。昨今の厳しい社会情勢においては、大企業だと一発アウトのレベルだと思う。結果的にこの議員が辞職することになっても、仕方のないことかもしれない。僕もこれはさすがにひどいと思った。

でも、なんかマスコミの悪人探しっぷりの報道には嫌気がさす。やれ、佐村河内守だ、やれ小保方晴子だ。誰かが悪いことしたり、転落したりすると、ハイエナのようによってたかって踏み潰す。マスコミは、叩いたらみんなが喜ぶような人を、ただ探したいだけではないかと、と勘ぐってしまうほどだ。

誰だって、たまには悪いことしたり、ズルをしたり、悪態ついたり、それによって躓くこともあるだろう。僕にだってあるし、マスコミの人間だってきっとそうだ。でも、この人は叩いてもいいんだと気づいた瞬間、相対的なその場限りの正義を振り回すなんて、まるでイジメだ。

とにかく嫌気がさした。鈴木議員を支えてきた人が本当に可愛そうだ。



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ブログネタ
サッカーW杯、あなたの注目ポイントは? に参加中!
サッカーワールドカップ初戦は残念な結果だった。たしかに相手は格上だったが、決して勝てない試合ではなかっただけに悔しい。でも、負けは負けだ。厳しくても、これが現実だ。

どんなに努力しようが、どんなに応援しようが、勝てないことだってある。地球は自分中心にまわっているわけではない。うまくいかないことだってある。才能が足りなかったり、努力が不十分だったり、運が悪かったり。理由も様々だろう。

いろんな記事をよんだ。 香川はダメだった、左サイドは甘すぎた、ザッケローニはクビかもしれない。勝負の世界だから、負けたときに責められるのは仕方がないことかもしれない。実力のある人ほど、その責任は重く、それゆえ、周りからより強く責められてしまうものだ。

でも、終わったことを、いつまでも悔やんだり、誰かのせいにしても仕方がない。  予選はあと2試合残されているし、決勝トーナメントがどのようになるかなんて、まだ誰もわからない。

僕は期待している。彼らは絶対にやってくれると。

マスコミや解説者や、上から目線で評論する自称サッカー通やらの批判なんか、次の試合でみせつけたらいい。みたか、このやろー!どんなもんじゃい!っていってほしい。

誰だって失敗はあるし、負けることだってある。でも、そこで諦めたらダメなのだ。ある人の言ったとおり、諦めたら、そこで試合終了なのだ。最後のホイッスルがなるまで、決して諦めてはいけないのだ。 
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言葉は難しい。

脇の甘い人、というのは準備や管理などが徹底されていなく、それゆえに失敗しがちな人のことを言う。どちらかというと否定的な意味で用いる比喩だ。でも、それを逆にしたらどうだろう。

・・脇の辛い人?

否定的な意味をもつ表現を反対にしたのだから肯定的な意味であってほしいが、音のニュアンスからしてどうも肯定的に聞こえない。あなたはほんとに脇の辛い人ですね。っていわれると、なんだか脇から妙なエキスがでてきて、人に迷惑をかけているようなニュアンスに感じる。

では、ケツの穴の小さい男、だとどうだろう。これはケチな人のことを指す比喩で、こちらも否定的な意味で使われる。それを逆にしてみると、ケツの穴のデカい男、となる。うーん。やはり褒められてる気がしない。

ああ、あいつ?あいつはいいよ。あいつのケツの穴のデカさっていえば、半端ないからね。って聞くとなんだか半端なくでかいウ○コをする奴とか、腹しまりがなく年がら年中放屁を繰り返すやつとかを彷彿させる。

うん。言葉は習慣なんだな。 英語や外国語を学ぶにも、やはりくり返し使って習慣づけることが重要なんだと思う。
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