佐村河内氏、小保方氏、セクハラ議員、号泣議員。。

次々と世間を賑わす人々があらわれ、マスコミが叩き、世間が叩き、ネットが面白おかしく茶化しだす。 皆に気付いて欲しい。イジメとはこうやっておこるのだ。日本中が、ここぞとばかりに彼らをイジメている。イジメ問題について真剣に語る人は、今、日本中で起こっている、このイジメ問題に対してこそ憤慨しなくてはならない。いっしょになって叩いたり、茶化しているのを笑っているのは、言ってみれば、いじめを放置したり助長したりしている人と全く同じなのだ。

マスコミに叩かれている一人一人にはそれなりに責められるべき点も確かにある。だからと言ってこうまでいじっていいのかどうか僕にはわからない。イジメとは、あいつはいじめてもいいやつだ、という周りの人々の空気の醸成によって始まる。そして、それがどんどんエスカレートしていく。被害者が自殺したりしてニュースになるようなイジメには、こうした背景があるのだ。

たとえ本人に非があったとしても、叩くのには限度ってものがある。誰かが、もうやめなよ、と言って止めなければ、みんなよってたかって笑いながら彼らをいじめることになるだろう。 さて、自分はイジメをするような人間でないと思っている人、あるいは自分ならイジメを止められるであろうと思っている人、はこの状況に何ていうのだろう。

一旦、こうのような状況になってしまったら、止めることは難しいのだ。空気を読むことを強いられてる社会において、イジメをやめさせるというのはとても難しいことなのだ。普段、きれい事ばかり言って、空気を言い訳にしながら周囲に流されている人は、このことについてよく考えて欲しいものだ。