個人情報が盗まれてニュースになったりするが、自分の個人情報がそもそもどれだけ守れているかなんて考えたことないかもしれない。自分や家族の情報なんて、それこそありとやらゆるところに提供している。市役所・区役所、学校、会社、銀行、クレジットカード会社、保険会社、ネットショップ、ポイントカード、友達、恋人・・数えあげればキリがない。その全てが自分の情報をちゃんと守ってもらっているというのは、いくらなんでも考えが甘すぎるだろう。

情報はどこかに集められて、人間の手で管理されている。多くの人は情報を第三者になんて渡したりしないだろうが、それは確率の問題に過ぎない。ベネッセで情報をもらした犯人も、借金で金に困っていたのだという。本当に金に困っていたら、悪いことに手を出してしまうかもしれない。人間は弱い生き物なのだ。

そして、その弱い人は一定の確率でほぼ確実に存在する。警察にも役所にも銀行にも友達にも。だから、かならずどこかで情報が漏れている、あるいは漏れる可能性が十分にあると考えるのが妥当だろう。そもそも、ほとんどの個人情報なんて本気をだされたら、全く守ることなんてできないだろう。

まず、尾行されたら住んでいる場所なんて簡単にわかる。職場もわかるかも知れない。住んでる場所がわかったらポストをみれば名前もわかるし家族構成もおおむね見つかるだろう。ネットで調べれば、Facebookから情報がわかる。生年月日や学歴なんかは簡単に拾えるだろう。自分はほとんど情報を出していなくても友達の情報からおおむね推測がつく。

まあ、その辺もプロの探偵とかに頼めばより効率よく調べてくれるだろう。ちなみに、探偵にたのめば、携帯番号だけで、名前や住所をしらべてくれるそうだ。さらに預金の残高もしらべられるというから驚く。実は個人情報なんて既に漏れているのだ。まあ、銀行も携帯電話会社もあれだけ社員がいれば、悪いことする奴がいてもおかしくない。

これらが大問題にならないのは、ほとんどの人が直接の被害にあってないからだ。情報をしったところで価値がない人がほとんどだから、誰も本気で探したりしないに過ぎない。守られているというりも誰も攻撃していないという方が正しいのだろう。でも、一旦ターゲットにされ、数十万くらいのお金をだして本気をだしたらもう終わりだ。個人情報なんてその程度の薄い壁にしかまもられていないのだ。