カテゴリ: 英語のこと

なにかを勉強するためには、2つのうちのどれかが必要であるように思う。

一つ目は、必要性だ。
それがなければ、不利益を被るという場合には一生懸命勉強できる。
僕が英語を勉強する理由はこれだ。
外資系に働いている限りは、ある程度英語が喋れないと大きな不利益を被る。

二つ目は、好きかどうかだ。
ゲーマーがゲームを毎日するのは、必要に迫られているわけではない。
それと同じように、英語が好きな人は進んで毎日勉強できる。
語学の才能がある人は、人よりも吸収が早いので楽しくなり
必然的にこちらに属するようになるのではないだろうか。

難易度によると思うが、基本的に好きだからという動機で始められたほうが
物事の上達が早く、また達成度も高くなるように思う。
それはそうだ。
努力を苦労なく出来る人の方が勝つに決まってる。

だからといって、完全に英語を無視して生きるわけにもいかない。
自ら尻をたたいて、好きでもない勉強を頑張るしかないのだ。 
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外資系企業というと実力主義のカルチャーが浸透している、
というイメージを持たれやすいが実でそうでない部分も大きい。
たとえば、英語ができて外人上司におべっかできる人も出世しやすかったりする。

では、ちゃんと数字を残しつつ、上司におべっかすればいいかというと
それほど簡単ではない。

なぜなら、おべっかするほどの必要英語力というのは並大抵でなく、
日本にいながら努力して得られるものでは到底覚束ないくらいだからだ。

僕は18まで田舎の高校でまなび、なるべく偏差値の高い大学を志し、
一浪後、希望する東京の大学の理系学部に入って、
大学院までいったあとに就職するという、わりと一般的進路をたどってきた。

初めて受けたTOEICはたしか500点弱だったと記憶してるが、
いろいろあって外資系の会社で働いて勉強しているうち、900を超えるようになった。
ちなみに海外での生活はしたことがない。

当初は、900点といば、もう英語ぺらぺらだろうと思っていたのだが、
全然だめなのだ。
さすがに会話が成り立たないことはないけど、おべっかなんてほど遠い。
そもそも、おべっかできる人というのは帰国子女など海外経験のある人がほとんどだ。
 
えらい外人にうまくおべっかはできないまでも、
ある程度よろしくやりつつ、英語がしゃべれなくもないところを認知してもらいながら、
結局のところ数字を出してそれを見せる、っていう戦略しか実は残されてないのだ。

たぶん、英語が得意な人はうらやましい、という気持ちは
外資系サラリーマン人生を続ける限り持ち続けることになるだろう。 
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英語の会話とその意味をずっと聞き流していたら、いつのまにか聞き取れるようになって、やがて勝手に口から英語が飛び出てくるようになる、って話を信じてる人いますよね。そんなわけないですよ。ほとんどの人は、英語を聞き流してるだけでは、全くと言っていいほど上達しません。英語を上達させたかったら、泣く泣くがんばって勉強しましょう。

■ あなたは赤ちゃんじゃない

「赤ちゃんは聞き流しながら言語を学んだ。単純にそれと同じことをすればいい。」って言う人がいます。でも、あなたは赤ちゃんじゃないですよね。あなたは既に日本語という言語体系を身につけました。言語体系をまだもたない赤ちゃんと同じことをしようとしても同じ結果にはなりませんよ。理由は二つあります。

第一に、 大人は日本語として音を認識する能力を身につけてしまっているからです。僕らは無意識に音を何かの文字に当てはめています。つまり、全ての音を一番近いひらがなやカタカナで認識しようとします。たとえば、"light"と"right"ですね。英語では違う音ですが、日本語では両方"ライト"と認識します。これはラに近い音はラと認識するように僕らの認識能力が体系化されたからです。そういう体系がなければ音の認識は無限に存在してしまいますからね。そして、どうしても日本語の音に当てはめられない音は雑音として処理されてしまうんです。

その点、赤ちゃんは違います。 赤ちゃんは最初、わけのわからない音をだしますよね。ブーだかバーだかよくわからないような音です。彼らにはいかなる言語体系ももっていません。したがって、英語圏で育てば英語の言語体系が身につき、日本で育てば日本語の言語体系を身に付けます。ただし、一旦その言語体系を身につけると、その身に付いた体系に基づいて音を処理してしまいます。言葉を覚えるとは、ある言語体系に基づいて音を処理するということなんですから。ですので、あなたは赤ちゃんと同じように言語を学ぶことはできません。

第二に、大人は赤ちゃんのような言語の学び方ができないからです。赤ちゃんは、パパーとかママーとか最初に言いますよね。そうすると、両親から喜ばれます。パパだよーっとか言われたりして。しだいに、ママ、ごはん、とか言ったりしします。その度に、褒められたり、笑われたり、します。なんども間違えたり、同じようなことを言ったり、しながら言葉を学んでいきます。あなたは、もう一回そんなことできますか?できませんよね。赤ちゃんは恥の概念を覚える前に言語を学んでます。それも、むちゃくちゃ時間をかけ、そればっかり練習しながらです。物事をちゃんと考えられるようになって立派な社会生活をしているあなたとは状況が違うんですよ。

■ 勉強するしかない

もう既に言語体系を持っている人は、それを捨てるわけにはいきません。ですので、赤ちゃんの学び方は諦めたほうがいいです。英語を身についてたかったらちゃんと勉強しましょう。集中して聞き取る訓練をし、単語をがんばって覚え、何度もしゃべりながらです。スポーツと同じです。とにかく訓練することです。その訓練によってある程度は身につけることができます。もちろん、その度合いは人によって異なりますが、とにかく勉強しなくてはダメです。

■ 聞き流せただけで英語ができるようになった人がいる

中には、聞き流せただけで英語ができるようになったという人がいるかもしれません。でも、違うんですよ。彼らは聞き流しただけじゃないんです。目的意識の強い人は知らず知らずのうちに、集中して聞いてしまうんです。そして知らず知らずのうちに、その英語を口ずさむようになるんですよ。つまり、無意識のうちにめちゃくちゃ訓練しているんです。そもそも訓練なしでは何事も決してうまくいきませんよね。仕事もスポーツも料理も言語も全部同じです。努力しないで身につけられるものなんてないんですよ。
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僕は生まれてこの方ずっと日本に住んでいるので逆に日本の事がよくわかりません。というのは、外国に住んだことがないので、しっかりとした比べる対象がなく、日本独特なものというのをうまく認識することができないからです。でも、何度か外国から来た人を日本を紹介したときに、彼らがとても喜んだところというのは覚えています。ここでいくつかシェアしすので、よろしければ参考にしてください。

1.渋谷のスクランブル交差点 Big cross load in Shibuya
これは外国人にとって割と有名な場所だそうです。スクランブル交差点の角にあるスターバーックスなんかで見下ろすと彼らはびっくり仰天します。なんじゃ、この人の群れは!なんでぶつかったりしないんだ?彼らは全員忍者なんじゃねーの?って感じになりますよ。

2. 東急ハンズ Tokyu Hands department store
普通の服が売っているデパートならどこの国でもありますが、あれほど色んなものが揃う店というのは他にないそうです。スクランブル交差点を何度かみせたら、ここを紹介しましょう。

3. 立体駐車場  Parking Buildings
東京だとそれほど珍しくありませんが、駐車すると自動的に地下とか屋上とかに動かしてくれる駐車場がありますよね。あれはほかの国のにとにとってはめちゃくちゃ珍しいらしいです。車が自動的に収納される様は、かなり見ごたえがあるらしく、多くの人が携帯動画で撮影していました。

4.  築地市場 Fish Market
魚の市場というのは、あまり外国には例がありません。あと、築地市場の活気あるさまは、外国人から見るととても興味深いらしいです。前日の夜に焼き鳥か何かを食べた翌日に、築地で朝食をとると面白いかもしれません。 

5. 満員電車 Crowded Train 
ある外国人は日本の満員電車というのを信じていませんでした。あれは、やらせか何かだろうと。駅員が乗客を電車に押し込む姿をテレビで見たことはあるらしいですけど、あれは信じ難い光景だそうです。 日本のサラリーマンがいかに苦しみながら通勤しているかを是非みせてあげましょう。彼らはきっと自分たちが恵まれていることに気づくことでしょう。
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あ、これ初心者の話ですよ。上級者にはネイティブと会話する練習はとても重要です。

特に苦もなくコミュニケーションが取れたりする場合は、とにかく場数を踏むことが重要ですからね。リスニングは一人でもできるので、特に喋る事にフォーカスするといいと思います。いろいろ話しながら、奇妙なフレーズがあったら訂正してもらいましょう。

初心者はいきなり外人とマンツーマンでレッスンしたところで単なる時間の無駄です。全く日本語を話せないフランス人に、あなたは日本語を教えることができますか?できませんよね。講師だと多少経験があるかもしれませんが、大して変わりません。外国語と日本語の違いを理解していない人が、効率よく外国語を教えることなんて出来るわけないんですよ。考えてみれば簡単に分かることですよね。

日本語を話せる外国人はどうかっていうと、それはまだましかもしれません。でもやっぱ、最初は日本人がいいと思います。それも、外国で生活したことのなくて、それほど流暢ってわけでもないんだけど、まあ、この人くらいしゃべれれば、いいなーって感じの人が最適です。なぜなら、その人こそ、英語を学んだ経験のある人だからです。

ネイティブはもちろん英語を勉強しました。僕らが日本語も学んだようにです。でも、赤ちゃんの語学の学び方は、我々大人の学び方と全然ちがいます。だから、それを真似したところで上達しません。英語を聞き流しているだけでは英語がうまくならないのと同じ理由です。日本語という言語構造をすでに身につけてしまった人は、それを捨て去ることはできないんですよ。英語が学ぶことが難しいのは日本語が身についているからなんです。

だから、海外経験のある人に英語を教えてもらうのもお勧めできません(ネイティブよりはよっぽどマシですが。)。彼らとは圧倒的に環境が違います。相当根性のある人じゃなければ、自分で英語しか離せない状況に追い込むのは難しいと思います。それほど語学の才能があるわけでもなく、海外の経験もあるわけじゃない日本人が英語を学ぶにはそれなりの方法があるんです。それは、本当にそういう経験をした人から学ぶのが一番です。

ちなみに英会話スクールのネイティブの先生にとって、まったくの初心者は地獄です。考えても見てください。全く日本語が離せない外国人(イケメンでも、美人でもない)に、あいうえお、を60分教えるのって相当辛いとおもいますよ。。
 
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