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世の中、ビッグデータという言葉がひとり歩きしてます。数学の博士号をもった人たちにデータを渡せばなんかすごいことをしてくれるんじゃないか、という単純な勘違いをしている人が数多くいます。ビジネス誌なんかを読んでいて、実務でも割と優秀な人なんだけど、数字には全く疎い、って人に多いんですよね、そういう勘違いって。そういうプロジェクトをするときは、実務経験とデータと分析能力のバランスのとれた人を巻き込むのが重要です。まあ、そんな人世の中にそう多くいるとは思えませんが。

ビッグデータープロジェクトが失敗に終わるパターンはいろいろとありますが、中でもわらってしまうのが、 データがないのにデータ分析をするっていうプロジェクトでしょうか。

これは普通におきます。データ分析をして人材採用モデルを作ってくれないか、という依頼があったりします。プロフィールデータから、会社に入って活躍するかどうかのスコアリングモデルを作ってほしいってことですね。これは普通に無理です。

データーって履歴書にある情報くらいしか残っていなかったんですよ。採用って履歴書だけで判断しませんよね。むしろ面接の方法を重要視するはずです。履歴書:面接=2:8くらいじゃないんでしょうか、採用の判断って。だから、いいモデルを作るには面接の情報が必要なんですよ。データ分析者にはそういう常識的な判断能力が重要です。

たとえば、面接しているときのやり取りがテキストで全部残っているとか、映像を録画されているとか、そいうならわかります。まさにビッグデータです。分析してモデルを作れば、優秀は面接官に勝てるかもしれません。でも、そんなのないわけです。履歴書の情報だけしかないなら無理ですよ。

それでも、なんとか分析してみましょうっていうデータサイエンティストはいるかもしれません。統計はわかっていても常識的な判断能力がない人はいますから。それで出てくるモデルは害以外何者でもありません。なぜなら数字は人を迷わせるからです。それも数学の博士号を持った人の分析結果となるとなおさらです。それで面接の情報よりも履歴書の情報(モデル)に左右されて、採用がうまくいかなくなっちゃったりするんですよね。

人の判断はときに論理的じゃなかったり、経験を過度に重要視してしまったりします。だから、客観的なデータ分析により、人の判断に勝てることもあります。でも、それはある程度データがあってのことです。実際に重要なデータが保存されてない状態で、統計分析して出てきた答えを使ってはダメです。

いずれこういう時代が来ます。

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googleメガネ(仮)をしながら街中を歩いていると、センサーがピピっと反応しました。通りがかりの誰かの顔を認識しているようです。そうすると目の前にいきなり文字情報がながれてきます。さながらニコニコ動画が現実化した感じです。

ん?あー、はいはい、彼はフェイスブックの友達の友達なのね。名前は○○で、俺と同じ年なのか。ふーん。勝手に顔認識しながら画像検索して、Facebookで友達の友達だったからアラームがでてたのか。こんな設定してたっけな?

また、しばらく歩いていると、近くのレストランらしき建物が光り出します。まるでアニメの世界です。どうやら、過去のgoogle検索や食べログの検索から、僕が好みそうなレストランをピックアップしたようです。もしかしたら、単なるgoogle広告なのかも。でも、これを消すには基本料金が高くなるからなー。
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こんなふうに色んな人がgoogleメガネ(仮)をしているおかげで、googleマップはほぼほぼリアルタイムで更新されます。勝手に人が歩いて位置情報と映像を提供してくれるんで、googleカーなんて、必要なくなりますね。あと、どんなものを見ているのか、どんなところに行っているのとか、すべて記録されますので、その人がどんな人かは簡単に分析できますね。

あと問題はしゃべった事がかってにテキストにされて保存されます。いつどこで誰とどんなときにどんな話題を何を見ながらしていたかを完全に記録されます。すごいデーター量です。プライバシーもなにもないです。だって、ここまでデータそろったら流石に個人を特定できるでしょうからね。

上にあげたことで技術的に不可能なものってありますかね?実はないんじゃないですか。でも、そこまで行ったらさすがに怖いと思ったあなた。現在だって状況はほとんど同じですよ。

あなたのスマホは位置情報を記録していませんか?あなたが歩きながら検索した情報はgoogleに保存されていませんか?今でもgoogleは検索履歴からあなたをある程度プロファイリングできます。いずれ、絶対にあなたしか知らないプライベートまでも完全に把握されるようになるかもしれませんね。

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