女「あなたって、私を楽しませてくれないのね。困った時もすぐに駆けつけてくれないし。ほかのカップルは違うのよ。おかげで私のテンションはいつも低いまま。あなたのせいよ。」
男「君のテンションが低いのは、なにも僕のせいだけじゃないだろ。僕は君のことを大切に思ってる。でもすべての期待を応えることだけが、君を幸せにするとは限らないはずだよ。」
女「また、その話ね。言い訳ばっかし。」
男「・・・。」

数日後・・

男「はーっはっは。俺は生まれ変わったぞ。」 
女「たしかにそんな感じがするわね。でも、ほんとかしら。」
男「ほんとさ。」
女「さて、ほんとかしら。」
男「まずは、デートでプレゼントだ!どーん!!」
女「わおー!すげー!まじかー!」
 
日銀(男)と市場(女)の関係は今の感じだとざっとこんなものだろう。
日銀は市場にどうはたらきかけるかは難しい。
男と女の関係が難しいのと同じだ。

 4月4日、黒田総裁になって初めての金融政策決定会合が日銀で行われた。
”異次元緩和”を期待していた市場は固唾をのんで注目した。
そして、そこで発表された内容は市場を驚愕させる”バズーカ砲”だった。

ごく簡単に言うと、日銀が通貨の量を2倍にして、国債やリスク資産を買いまくる、というものだ。 
日銀は通貨発行権をもち、市場の安定に責任持つ通貨の番人であるので、
このような思い切った政策には賛否両論がある。

歓迎するひとは、これでやっとデフレから解消でき景気を回復させれられる、というだろう。
反対する人は、この政策は副作用が大きすぎてコントロールできないインフレをまねく、というだろう。

いかなる政策においても、期待される効果と、それに対するリスクがある。
今回放ったバズーカ砲にも同じことがいえる。
それがどれほど大きいインパクトを与え、どのように我々の生活がかわるのだろう。
僕は正直にいって恐ろしいと思った。
 
その日、債券市場は歴史的な日となった。
先物市場ではサーキットブレイカーが2度発動され、
わずか一日で3円以上!の値幅で取引され、価格は文字どおり乱高下した。 

この”狂気の沙汰”と言われるアプローチが果たしてどのような結果を招くのだろうか。
歴史の生き証人として注目したい。