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今の時代、ほとんどの人がクレジットカードを持っているかと思います。現金主義の人もいるでしょうけど、もっていると色々と便利です。買い物ですればポイントがついたり、海外旅行の保険がついたりしますからね。VISAとかMasterとかのカードはひとつくらいもっていたほうがいいと思います。

消費者金融はどうでしょうか。僕は一度も利用したことがありません。大学を卒業して大企業に勤めている勝ち組の人は、まわりも得てしてそういう人がおおいでしょうから、そのへんのことはよくわからないと思います。消費者金融イコールやばい、っていう印象かもしれません。でもね、実はかなり多くの人が大金を借りてるんですよ。

日本貸金業会の資料によると2014年2月時点で消費者向けの無担保貸付の残高は4兆円以上もあります。 4兆円ですよ?どのくらいすごいかわかりますか?日本人の人口が1億2千万人ですから、平均3~4万円です。これは日本人、全員が借りてたらの額です。仮に10人に1人が借りていたとすると平均30~40万円です。すごくないですか?この市場って実はめちゃくちゃでかいんですよ。

クレジットカードにしろ、消費者金融にしろ、審査が必要になります。当たり前ですが、審査に落ちれば、クレジットカードを持てないし、消費者金融からお金を借りることができません。もちろん、会社によって審査の方針がちがいますから、どこかでは落ちても、どこかでは通る可能性があります。ところで、こうした金融会社ってどんな情報に基づいて、どのように審査をしてるんでしょうか?

審査するときに申し込み用紙に記入しますよね。名前・住所・電話番号の個人情報から、勤めてる会社や勤続年数や年収も入れていると思います。他社からの借入額も記入するケースもあると思います。免許書のコピーなどの本人確認資料も提出しますよね。さて、審査はこれらの情報だけをつかってしていると思いますか?実はあなたの知らないところで最も重要な情報が使われています。信用情報ってやつです。

信用情報は大体思いつくほとんど全てのクレジットカードや消費者金融会社が加盟しているCICという機関から取得します。あなたの借り入れ状況や返済状況はすべて、この機関のデータベースで参照されます。だから、ほかの会社で借り入れが大きかったり、返済が滞っていたらすぐにバレます。これらは審査において最も重要な情報なんです。

え?そんな情報を知らないうちに集められて審査に使われてたの?って思うかもしれません。でも、ちゃんと申込用紙に書いてあるんですよ。CICからあなたの情報見ますけどいいですね?同意するならサインくださいね?って。まあ、そんなの誰も読んでないと思いますけどね。

さて、そういう情報をもっとに金融会社はどんな風に審査をしているのでしょうか?なかなか興味深いところだと思います。それは、また近いうちに書こうと思いますので、お楽しみにしておいてください。

自民党が貸金業法の緩和を検討しているそうです。あまり大々的には報道されてませんが、関係者には衝撃的なニュースでした。

その昔、金利の上限が定められた法律が二つありました。一つは利息制限法で15%。もう一つは出資法で29.2%。利息制限法より高い金利で出資法より低い金利の15%~29.2%をグレーゾーン金利とか言ってました。でも、実際の消費者金融は29.2%いっぱいいっぱいで貸してたりしたんですね。利息制限法には違反してますけど、出資法ではオッケーだよね、と。出資法違反には刑罰があるけど、利息制限法違反は最悪でも契約が無効になるだけだよね、と。

それで、お金を借りてた達が裁判おこしたんですね。いやー15%以上はやっぱダメでしょって。それ以上払った分は返してよ、と。でも、業界の人たちはあまり気にも止めてませんでした。はは。それは無理だよ。裁判官の人たちは頭がいいし、ちゃんと世の中のことわかってるから、アホな判決なんてだすわけないでしょ。利息制限法違反したら返還義務があるとかいう判決なんて出たら大騒ぎだよ、ホントの話。

裁判官は言いました。いや、ちゃんと耳を揃えて返してやんな。利息制限法違反の金利分ね。・・・は?貸金業者はパニくりました。そして、実際、大騒ぎがおきました。ありとあらゆる消費者金融はつぶれました。大手の武富士もです。返還請求をする弁護士は、その手数料で大儲けです。つり革広告にガンガン広告をうって、ガンガン返還請求をして、ガンガン手数料をもらいました。

消費者金融業界は激変して、いろんな会社が破綻したり、吸収合併されたりしました。それはそうです。過去に儲けた分返せ!っていろんな人から言われるわけですし、前みたいに高い金利でかせなくなったわけですから、儲けも少なくなってしまったからです。証券化された消費者金融のローン債権もたくさんあったんですが、貸倒やら返還請求やらでそれはそれはひどいことになりました。

人間、窮地におちいったらなにをしでかすかわかりません。詳しくはいずれ書きます。

そんなこんなで色んな人間を巻き込んだグレーゾーン金利ですが、だいぶ落ち着きをとりもどしてきました。そんなか、自民党は考え出したわけです。まー、優良企業なら、別に29.2%でもよくね?法律かえてもよくね?

そしてまた業界は大騒ぎになるわけです。うえーーー、まじかーーーって感じで。 

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