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たまにFacebookを見ていると、妙なサイトに誘導されることがある。「単なる自慢スレだと思ったら神スレwww」とか「昨日までニートだったけど一日で40万円もかったけどなんか質問ある?」みたいな、キャッチコピーでリンク先に誘導するのだ。実際にそれをたどると一見2chのようなサイトに行き、アップ主の成功話・それに質問するやりとり・実際にほかの人が試して儲かった話、なんかが展開されている。

まあ、大丈夫だと思いますけど、騙されないでくださいね。掲示板でのやりとりのように、見せかけているのがなかなか巧妙で、広告のやりかたとしては面白いですが、バイナリーオプションなんて、そんな簡単には儲かりませんよ。破滅するのは簡単ですが。

バイナリーオプションというのは、ハイかローだけを当てる為替のゲームだと思ってください。たとえば、今ドル円が100円00銭だったとします。決められた時間にあがっているか下がっているかを当てます。たとえば、ドルがあがることに1万円かけたとしましょう。数分から数時間後に、実際にドル円が100円03銭になったとしましょう。そうすれば、かけた金額の1.7~1.9倍の金額が帰ってきます。はずれたら、0円です。

これはですね。 カジノのルーレットで赤か黒かにかけるのとほとんど同じですね。確率がフィフティーフィフティーだったら、時間が経てば大数の法則でかならず負けます。勝ったら1.7~1.9で、負けたら0ですから、戻りの額の期待値は0.85~0.95ですね。それに1をかけているわけですから当然です。

「こつをつかめば、勝てるようになる。」とか言う人がいますね。んなわけ、ないでしょ。確率がランダムだから、たまに連勝することも当然あります。そんときにコツを掴んだと錯覚しただけなんです。

実際に勝っている人がいる、かもしれませんね。そりゃそうですよ。確率的に存在しますから。フィフティーフィフティーの賭けを10回連続で当てる確率は約0.1%です。ほとんど絶望的な確率ですが、1万人やれば10人くらいはでてきます。それだけの話です。

掲示板の話はていのいい作り話だと考えましょう。預金通帳を画像なんてあんなの簡単につくれますよ。実際に数百万の預金を持っているかもしれませんし、画像を加工することなんて今の時代簡単ですから。

キャンペーンのキャッシュバックで確実に儲かるって話もありましたね。最初の1回だけは、同額だけキャッシュバックされるから確実に勝てるっていう話ですね。それなら、全財産使ってやってみます?だって絶対損しないんでしょ?

ところで、その口座から、ちゃんと出金できますかね?そのバイナリーオプションの口座は、国内ですか?海外ですか?ちゃんと金融庁の管轄で投資家保護の検査を受けているところですか?電話やメールは日本語で対応してもらえますか?

儲け話をきくと興奮状態になって物事をちゃんと判断できなくなる人がいます。そういう人がだまされてしまうわけですね。投資は落ち着いて、冷静な頭で判断できるようにしましょう。


(免責:このブログは投資を推奨するものでもなければ、情報提供を目的としているわけでもありません。こちらを参考にした投資等による一切の責任は負いかねます。投資は自己責任でお願いします。)

さすが、広瀬隆雄氏。昨年言っていたことがマジできちゃいました。

2014年のどこかで、新興国株式のドカ下げが来る……それが僕のいまの相場観です。

そして、その解説もまた目からウロコです。

アルゼンチンは、あくまでも「炭鉱のカナリヤ」であり、最近、グローバル・キャピタル・マーケッツという炭鉱に有毒なガスが充満しはじめ、その関係でイチコロに逝ってしまった、哀れな犠牲者に過ぎないのです。

実はこの暗い穴蔵の中には、巨象(Elephant in the room)が居るのです。その巨象とは、中国のシャドー・バンキングです。

この巨象が、臭いオナラをしたので、回りのみんなが、酸欠状態になっているわけです。

今回のアルゼンチンの危機が、香港上海銀行の出している中国製造業購買担当者指数(速報値)の悪化をきっかけとして起きたことは、だから偶然ではないのです。原因と結果の因果関係を、取り違えないように。

僕は個人投資家として色んなソースから情報を取得しながらトレードしていますが、マーケットハックはもっとも重要なソースの一つです。個人投資家の中には日経新聞だけ読んでれば十分と思っている人がいますが、それは甘いですね。確かに何かが起きた時の事後的な解説とか、救済策の概要とかの説明は役に立つかもしれませんけど、売り買いに直接役立つ情報しては全く不十分だと思います。

初心者の中には今回のドカ下げで思いっきり損している人がたくさんいると思います。今までちゃんと勝ってきたのに今回がたまたま運が悪くてやられた、と思っているとダメですよ。これがあなたの実力です。初心者の人は大抵そういう負け方をします。緩やかな円安株高でちょこちょこ稼ぎながら、何かのきっかけでドカっと損する。みんなそうなんです。そして、勝っているときは実力で、負けたときは運が悪いと言い出すんです。

一番気を付けないといけないのは、こういう相場で何もかも失うことです。なまじ勝っている人ほどこの罠に落ちやすいです。過信なんでしょうね。短期間で何回もナンピンを重ねて、結局行き着くとこまで行ってしまい、はい終わり。全財産を失うだけならいいですけど、借金まで背負ったら最悪です。まず、冷静になりましょう。儲けそこねるかもしれませんが、一旦全てのポジションを閉じるというのも手かもしれません。

結局、値動きがどうなるかなんて神様じゃなきゃわかりません。とにかく色んな情報を見ながら、冷静に判断しましょう。自分の冷静な頭で判断で行うことが重要です。もし、わからないと思ったら損切りするのが無難です。無駄にギャンブルして人生を掛けてはいけません。

(免責: この記事は投資その他の行動を勧誘するものではありませんし、情報提供を目的としたものでもありません。したがって、この記事を参考にした結果損失が発生したとしても、当方ではいかなる責任も負いかねます。)

どういうスタイルなのかにもよるが、基本的に投資には運の要素が強いと思う。ニュースで株価なり為替なりが大きく乱交下するのは、えてして自分が何かアクションを起こした直後だったりする。運良くいいところで買えたり売れたりすると、まわりの人に自分がいかにいいトレードをしたか自慢したくなるし、最悪のタイミングでアクションを起こしたりすると、後悔と自責となんともいえない残念な気分になってしまう。

覚えておかなくてはいけないのは、最高のタイミングで全財産使って買って、最高のタイミングで全てを売れるやつなんていないということだ。いかなる取引においても、こうしてれば良かったというトレードは存在する。買わなきゃよかった、もう少し待てば良かった、もっと金をつぎ込んどけばよかった、人の忠告を受け入れるんじゃなかった。投資にはいろんな種類の後悔がある。だから、ある種の後悔は必ずするものだと思っていたほうがいい

ただ、僕にはひとつだけ絶対に避けたいと思っている後悔がある。それは意図してないポジションを取ったことによる損失だ。トレーディングをしたことのある人ならわかると思うが、途中で自分の意図しないポジションを取らざるを得ない時がある。そんなときに自分の意図通りのポジションに戻すというのは意外に簡単な事ではない。これはこれでありなんじゃないかと自分に言い聞かせてしまうのだ。

そんな時僕は、逆のポジションだったらどうするかを自分に問うことにしている。たとえば、ある株を買ったとしよう。それが思った以上に上昇している。もう売り時だと思うけどなかなか決心できない。そんなときは、「もし自分がこの株を買っていなかったとすれば、今からこの株を買うだろうか」と自分に問うのだ。もし、買わないと思ったんだったら、その株は売りだ。 今の状況に惑わされず、自分の考えに忠実に動かなければならない。

自分の考えに従って売買した結果、損してしまう可能性だってもちろんある。でも、それはそれでいいのだ。さっきも言ったように、最高のタイミングで全財産使って買って、最高のタイミングで全てを売れるやつなんていない。避けるべきなのは、自分は正しくないと思っていることをついついやってしまって、その結果損をすることなのだ。なぜなら、その損は運の悪さによるものでなく、意思の弱さによるものだからだ。

■12月の雇用統計はびっくりするほど悪かった!

金曜日にアメリカで雇用統計が発表されました。その数字がむっちゃ悪かったためにドルが一気にどーんと売られちゃいましたね。

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それまで104.80-105.10くらいの動きだったドル円が、雇用統計の数字が出るなりいきなり105.20を超えたり103円台に途中入したりして、結局104.00-104.20くらいのレンジにかわりました。雇用統計の数字がいかに市場にインパクトを与えているかよくわかります。

ちなみに原因はアメリカの寒波です。まあ、こんだけ寒ければ外出を控えるだろうし、設備投資しようって気にもなりませんよね。



■ 雇用統計で初心者がまず押さえておくべきこと

投資の初心者の方はまずいくつかのポイントを押させておきましょう。雇用統計はアメリカで発表される景況感を表すマクロ指標などで最も重要な数字だと思ってください。小売業でも建設業でもいいんですが、やっぱり忙しくなってくると、「やべー、仕事まわらねー」ってなりますよね。そしたら「よーし、んじゃ、新しく人を採用すっか。」(悟空風)ってなります。これは景気のいい証拠ですよね。さらにそれで実際に採用されれば、失業してた人が、「やったー、やっと職につけたぞ。これでまともな生活ができるぜ!」っていうふうになってますます景気は改善していくわけです。

では、いつだれがどんな事を発表するんでしょうか。アメリカでは労働省が毎月原則第一金曜日のNY時間8:30に雇用情勢を発表します。いろんな数字があるんですが、とりあえず初心者は非農業部門就業者数と失業率だけは抑えておいてください。これはニュースでかならず言及される数字です。それ以外にも重要なポイントがあるんですが、とりあえずこの二つは覚えておいてくださいね。

アメリカは労働人口が増加している国です。ですので雇用者数が0というのはプラマイゼロではなくマイナスです。どのくらい増えていないといけないかというと、ざっくり10万人と覚えてください。これより大きければ基本的に景気は改善傾向、わるければ景気は悪化方向です。でも、それをクリアーしていればおっけーっていう単純な話ではありません。

アメリカの金融機関やシンクタンクなどは毎月雇用統計を予測します。雇用に関する他の情報や聞き取り調査とかを合わせて、予想値を発表します。トレーダーは各社の発表する予想値を見ることができますので、それらの平均などからコンセンサスをうかがい知ることができます。このコンセンサスというのが重要です。というのは、景気がいい時にはいい数字がでるのは当たり前です。問題はどの程度いいのかです。今回は、雇用者数のコンセンサスが20万人くらいと思ってたら実際は7万人くらいだったんで、うっっひゃーー、ってなったんですね。

ちなみに日本では雇用関係の数字がマーケットにインパクトを与えることはあまりありません。日本は雇用が硬直的なので、あまり増えたり減ったりもしないし、だからといって景気が安定しているかとそうでもないんですよね。景気が悪かったら人は減らさずに給料を減らすというのが日本です。アメリカとは全然ちがいますね。あと、日本は有効求人倍率と失業率が重要な数字とされています。

■ 初心者のための雇用統計の準備

1. 毎月第一金曜日までに雇用統計についてのコンセンサスを調べておく
これは普通にググれば出てきますのでそれを参考にしましょう。プロのトレーダーでも雇用統計を自分で予測するのはほとんど無理です。予想している人がいるとしたら、誰かのレポートを読んでいるかコンセンサスを適当に調整して言っているだけだとと思ってほぼ間違いないと思います。ですので、初心者は発表されるレポートとかをまずは鵜呑みにするしか方法はありません。

2. 雇用統計がそれをどれくらい上回るか下回るのかをドキドキしながら見る
コンセンサスとほとんど変わらなければ、発表前と後でおおきく市場は動かないはずです。大きくよければ基本的には株高ドル高になるでしょうし、悪ければその逆です。年に何回かは今回のようなサプライズがおきます。1年で1回もサプライズがないのは、逆に珍しいというか、そんなことはほとんどないと思ったほうがいいです。

3. その結果をどの解釈すればいいかを後で調べる
たまに雇用統計の内容とマーケットの反応が乖離することがあります。コンセンサスなのに売られたり、弱かったのに買われたりすることもたびたびあります。これはなぜそうなったのかをいろんな解釈を振り返りましょう。雇用統計は重要な数字なので毎回かならず大きな記事になります。ロイターブルーンバーグはプロのトレーダーもチェックしてるので、これを見るのがいいかと思います。

4. このプロセスを継続する
このようなプロセスを毎回やることで信頼できるエコノミストが誰かとか、他の重要な数字が何なのか(たとえば労働参加率) とかがわかるようになります。毎回の雇用統計について誰かの言葉を借りながらでも、ある程度語ることができたとしたら、あなたはもう初心者ではありません。逆にいうとマーケットのプロのほとんどはその程度さえ達していないんです。実のところ。

■ アンラッキーセブン

アンラッキーセブンという言葉をご存知でしょうか。

1987年: ブラックマンデー
1997年: アジア通貨危機
2007年: サブプライム問題
2017年: ???

7のつく年に世界的な金融危機が起こってます。そして年々その規模がでかくなってますね。サブプライム問題はリーマンショックにつながり、それはそれは恐ろしいことになりました。あれからもう5年も経ったんですね。いやいや早いものです。

10年おきに金融危機が起こっているのは単なる偶然だけではありません。10年もあれば、酷い目にあった事を忘れるには十分ですし、金融マーケットのプレーヤーもすっかりと入れ替わりますからね。

■ 次は2017年あたりに金融危機がおこる
 
次のアンラッキーセブンは3年後の2017年です。東京オリンピックの3年前ってことになりますね。また金融危機は起こるんでしょうか。 僕は起こると思ってますね。何年後かにこのブログを読み直すのが楽しみです。

今度は心配しなくても大丈夫だ、という人もたくさんいるでしょう。すごく頭のいい人が、すごく理路整然と論じることができるかもしれません。でも、そうだとしたらますますあやしいですね。だってそっくりじゃないですか。リーマンショックがおきる前と。

あの時は、ものすごい頭が良くてネームバリューがある学者やエコノミストの多くが言ってましたからね。サブプライムの市場は十分に小さいからマーケットが吸収できるんだと。証券化商品は世界に分散されているから問題ないんだと。

今だったら、そんな楽観は反論できますよ。だって巨大な金融機関がデリバティブを通じてそれこそ巨額の借金しながらサブプライム市場でギャンブルしてたんですからね。えらい事になるに決まってます。でも、それは後知恵なんです。そんときの僕には反論なんてできませんでした。僕よりもずっと頭が良く経験がある人だってみんなそうだったんです。

■ 次には何が起こるか

簡単に思いつくのは新興国の危機でしょうかね。中国の不動産バブルがはじけるとか、QE3のテーパリングでアジア新興国から資金が流出しちゃうとかですかね。実際にそういう兆候も確かにでてきています。でも、そういうのは逆に安全かも知れないですよね。だって浮かれてないんだもん。

僕はそろそろ日本がガツンとやられるんじゃないかと思ってます。いい感じでうかれてますもんね、世の中。アベノミクス、アベノミクス、とかいう感じで。でも、それっていろんなリスクをとってるんです。うまくいってる時は誰も文句は言いませんが、危機が起こるとみんな騒ぎ出して怒るんですよね。アベノミクスは最低だ!って。薄情なもんですよね。でも、そういうものです。

インフレ円安危機ってのはどうでしょうか。インフレがなかなか止まらなくて5%とか10%とかになるとか。あるいは円が売られまくってドル円が250円くらいになるとかですかね。はは、そんなこと起きるわけ無いでしょって思ったあなた。リーマンの時を忘れましたね。リーマンショックで読み間違えて、あれだけ損したこともう忘れたんですか?

■ ただしく浮かれよう
 
かといってビクビクしすぎてもよくありません。世の中浮かれているときは、たのしく乗るのもいいかもしれません。危機は起こるかもしれませんが、まあ明日って事はないでしょうし、なっても世界が終わることなんてないでしょう(これも過度な楽観なのかな。)。

ただ、酔いつぶれないように注意することは重要です。まわりは酔っ払ってわけがわからなくなっても、自分は適度に酔っ払う程度にしておきましょう。 あの時の損失を10年たらずで忘れたりしちゃいけません。歴史はかならず繰り返します。エコノミストや学者が大きく外す局面はかならず訪れます。

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