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言葉は難しい。

脇の甘い人、というのは準備や管理などが徹底されていなく、それゆえに失敗しがちな人のことを言う。どちらかというと否定的な意味で用いる比喩だ。でも、それを逆にしたらどうだろう。

・・脇の辛い人?

否定的な意味をもつ表現を反対にしたのだから肯定的な意味であってほしいが、音のニュアンスからしてどうも肯定的に聞こえない。あなたはほんとに脇の辛い人ですね。っていわれると、なんだか脇から妙なエキスがでてきて、人に迷惑をかけているようなニュアンスに感じる。

では、ケツの穴の小さい男、だとどうだろう。これはケチな人のことを指す比喩で、こちらも否定的な意味で使われる。それを逆にしてみると、ケツの穴のデカい男、となる。うーん。やはり褒められてる気がしない。

ああ、あいつ?あいつはいいよ。あいつのケツの穴のデカさっていえば、半端ないからね。って聞くとなんだか半端なくでかいウ○コをする奴とか、腹しまりがなく年がら年中放屁を繰り返すやつとかを彷彿させる。

うん。言葉は習慣なんだな。 英語や外国語を学ぶにも、やはりくり返し使って習慣づけることが重要なんだと思う。
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前にも言ったとおり、大抵の人は英語は聞き流しているだけで上達しませんし、英会話スクールに行ってネイティブと会話しても上達しません。それらのことは全く意味がないわけではありませんし、特定の人たちにはそれだけで十分英語がうまくなる可能性もあります。でも、ほとんど人は不可能だと思います。試してみればわかりますよ。

語学が好きな人は聞き流しているつもりで、真剣に聞いてます。それだけじゃ足りずに、知らず知らずのうちに口ずさみます。また、自分の知った英語でネイティブと話すのが楽しくて仕方なくなります。そして上達している自分に気づき、ますます英語のに飲めりこむんです。あなたがもしそういう人だったらどんな方法であっても、最終的には英語が上達すると思います(もちろん僕なんかよりもずっとです)。

でも、そうじゃないんですよ、実際は。僕は英語を聞き流しても、なんも頭に入らないんですよ。ただ飽き飽きするような雑音の繰り返しです。あと、ネイティブとはなしても、つまらない意思疎通を無理やり一時間するだけで、さっぱり英語はうまくならないんです。相手はお金をもらっているから、こんなつまらないコミュニケーションをしてくれますが、実際には全く使えない英語なんですよね、そこでの会話って。

じゃあ、どうすればいいかというと訓練です。それしかありません。たとえば、"Hello! How are you?"を聞き取れたとしましょう。それはなぜかというと、何度も何度も"Hello"と聞いたことがあるし、その意味が直感的にわかっているからです。"How are you?"もそうです。これを「あなたはどうですか?」と訳しませんよね?知ってるから聞き取れたんです。つまり、こういう組み合わせをたくさん作らなければならないのです。結局はそれを楽しくやるかイヤイヤやるのかの違いだけです。

では、どうやって訓練していけばいいのでしょうか。それはまた近いうち説明したいと思います。少なくとも、全く海外生活の経験のなく、さっぱり語学の才能のない僕でも、TOEICは900点以上とれましたし、外資系企業で外国人と英語で仕事をしたりできるようになりました。
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海外で英語を話す上で最もかっこ悪いと思うことがある。

それは、照れ隠しで半笑いになりながら、上ずった声でどもりながら話すこと、
それと、初めてクラブにきた若者のように、不安そうな顔をしながらキョドってしまうことである。

自分に対する自信のない者というのは、一瞬にしてそれをまわりに印象付けてしまう。
そして、それがその人の第一印象として、評価されてしまう。
話す内容からではなく、その人のたたずまいと話し方で大抵の事は判断されてしまうのだ。

クラブでキョドっている人が上ずった声でおそるおそるナンパしても成功しないように、
ビジネスにおいても、自信のない人間はあいてから軽くあしらわれやすい。
だから、僕はそれを避けるよう努力している。

でも、うまくいかない。
とてもいやな気分になって自己嫌悪に陥ってしまう。

そこまで流暢じゃなくてもいいから、せめて堂々と英語を話せるようになりたい。

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あ、これ初心者の話ですよ。上級者にはネイティブと会話する練習はとても重要です。

特に苦もなくコミュニケーションが取れたりする場合は、とにかく場数を踏むことが重要ですからね。リスニングは一人でもできるので、特に喋る事にフォーカスするといいと思います。いろいろ話しながら、奇妙なフレーズがあったら訂正してもらいましょう。

初心者はいきなり外人とマンツーマンでレッスンしたところで単なる時間の無駄です。全く日本語を話せないフランス人に、あなたは日本語を教えることができますか?できませんよね。講師だと多少経験があるかもしれませんが、大して変わりません。外国語と日本語の違いを理解していない人が、効率よく外国語を教えることなんて出来るわけないんですよ。考えてみれば簡単に分かることですよね。

日本語を話せる外国人はどうかっていうと、それはまだましかもしれません。でもやっぱ、最初は日本人がいいと思います。それも、外国で生活したことのなくて、それほど流暢ってわけでもないんだけど、まあ、この人くらいしゃべれれば、いいなーって感じの人が最適です。なぜなら、その人こそ、英語を学んだ経験のある人だからです。

ネイティブはもちろん英語を勉強しました。僕らが日本語も学んだようにです。でも、赤ちゃんの語学の学び方は、我々大人の学び方と全然ちがいます。だから、それを真似したところで上達しません。英語を聞き流しているだけでは英語がうまくならないのと同じ理由です。日本語という言語構造をすでに身につけてしまった人は、それを捨て去ることはできないんですよ。英語が学ぶことが難しいのは日本語が身についているからなんです。

だから、海外経験のある人に英語を教えてもらうのもお勧めできません(ネイティブよりはよっぽどマシですが。)。彼らとは圧倒的に環境が違います。相当根性のある人じゃなければ、自分で英語しか離せない状況に追い込むのは難しいと思います。それほど語学の才能があるわけでもなく、海外の経験もあるわけじゃない日本人が英語を学ぶにはそれなりの方法があるんです。それは、本当にそういう経験をした人から学ぶのが一番です。

ちなみに英会話スクールのネイティブの先生にとって、まったくの初心者は地獄です。考えても見てください。全く日本語が離せない外国人(イケメンでも、美人でもない)に、あいうえお、を60分教えるのって相当辛いとおもいますよ。。
 
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英語の会話とその意味をずっと聞き流していたら、いつのまにか聞き取れるようになって、やがて勝手に口から英語が飛び出てくるようになる、って話を信じてる人いますよね。そんなわけないですよ。ほとんどの人は、英語を聞き流してるだけでは、全くと言っていいほど上達しません。英語を上達させたかったら、泣く泣くがんばって勉強しましょう。

■ あなたは赤ちゃんじゃない

「赤ちゃんは聞き流しながら言語を学んだ。単純にそれと同じことをすればいい。」って言う人がいます。でも、あなたは赤ちゃんじゃないですよね。あなたは既に日本語という言語体系を身につけました。言語体系をまだもたない赤ちゃんと同じことをしようとしても同じ結果にはなりませんよ。理由は二つあります。

第一に、 大人は日本語として音を認識する能力を身につけてしまっているからです。僕らは無意識に音を何かの文字に当てはめています。つまり、全ての音を一番近いひらがなやカタカナで認識しようとします。たとえば、"light"と"right"ですね。英語では違う音ですが、日本語では両方"ライト"と認識します。これはラに近い音はラと認識するように僕らの認識能力が体系化されたからです。そういう体系がなければ音の認識は無限に存在してしまいますからね。そして、どうしても日本語の音に当てはめられない音は雑音として処理されてしまうんです。

その点、赤ちゃんは違います。 赤ちゃんは最初、わけのわからない音をだしますよね。ブーだかバーだかよくわからないような音です。彼らにはいかなる言語体系ももっていません。したがって、英語圏で育てば英語の言語体系が身につき、日本で育てば日本語の言語体系を身に付けます。ただし、一旦その言語体系を身につけると、その身に付いた体系に基づいて音を処理してしまいます。言葉を覚えるとは、ある言語体系に基づいて音を処理するということなんですから。ですので、あなたは赤ちゃんと同じように言語を学ぶことはできません。

第二に、大人は赤ちゃんのような言語の学び方ができないからです。赤ちゃんは、パパーとかママーとか最初に言いますよね。そうすると、両親から喜ばれます。パパだよーっとか言われたりして。しだいに、ママ、ごはん、とか言ったりしします。その度に、褒められたり、笑われたり、します。なんども間違えたり、同じようなことを言ったり、しながら言葉を学んでいきます。あなたは、もう一回そんなことできますか?できませんよね。赤ちゃんは恥の概念を覚える前に言語を学んでます。それも、むちゃくちゃ時間をかけ、そればっかり練習しながらです。物事をちゃんと考えられるようになって立派な社会生活をしているあなたとは状況が違うんですよ。

■ 勉強するしかない

もう既に言語体系を持っている人は、それを捨てるわけにはいきません。ですので、赤ちゃんの学び方は諦めたほうがいいです。英語を身についてたかったらちゃんと勉強しましょう。集中して聞き取る訓練をし、単語をがんばって覚え、何度もしゃべりながらです。スポーツと同じです。とにかく訓練することです。その訓練によってある程度は身につけることができます。もちろん、その度合いは人によって異なりますが、とにかく勉強しなくてはダメです。

■ 聞き流せただけで英語ができるようになった人がいる

中には、聞き流せただけで英語ができるようになったという人がいるかもしれません。でも、違うんですよ。彼らは聞き流しただけじゃないんです。目的意識の強い人は知らず知らずのうちに、集中して聞いてしまうんです。そして知らず知らずのうちに、その英語を口ずさむようになるんですよ。つまり、無意識のうちにめちゃくちゃ訓練しているんです。そもそも訓練なしでは何事も決してうまくいきませんよね。仕事もスポーツも料理も言語も全部同じです。努力しないで身につけられるものなんてないんですよ。
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